新成長戦略を発表、独自のテクノロジーを核に複数事業展開へ
「Open Talent Platform(オープン·タレント·プラットフォーム)」構想始動
ランサーズ「オープン·タレント·プラットフォーム」構想とは
4月からは京都大学と産学共同研究を開始し、機械学習によって個人の「働く」データを解析しスキルや仕事のマッチング精度を向上させる仕組みづくりの研究を行います。また、「オープン·タレント·プラットフォーム」を支える独自のテクノロジー「LANCERS SMART DATA TECHNOLOGY」を構築していきます。
さらにランサーズでは「オープン·タレント·プラットフォーム」の実現に向けて、複数の新事業を展開いたします。今年4月には企業のマーケティングを支援する事業部をスピンオフしたQUANT(クオント)株式会社を設立。個人間での総合型スキルシェアリングサービス「pook」(プック)を6月にローンチ(β版)。クラウドソーシング事業においても、トップランサーと仕事ができるプレミアムサービス「Lancers Top」のローンチを夏に予定しています。
ランサーズでの、新ビジョン『テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる』のもと、新たにコーポレートロゴおよびコーポレートサイトを刷新し、これらの取り組みを通してグループ全体で成長をさらに加速させていきます。
- 【オンラインからリアル】ーシェアリングエコノミー事業「pook」
- 【アマからプロまで】ークラウドソーシング事業「Lancers」「Lancers Top」
- 【汎用領域から専門家領域へ】ーデジタルマーケティング事業「Quant」
京都大学×ランサーズ AIと「働く」データの産学共同研究を開始
ランサーズでは、4月より、国立大学法人京都大学大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 の鹿島久嗣教授率いる集合知システム分野研究室(鹿島研)と産学共同研究を開始いたします。当社が保有する「個人の働くデータ」を活用し、AIによる仕事やスキルのマッチングの最適化を研究してまいります。
ランサーズではこれまでにも、鹿島教授が東京大学在職中に機械学習に関する共同研究を行い、「機械学習による不適切なクラウドソーシングタスクの検出」というテーマで「DEIM2013優秀論文賞(PhD)」※を受賞するなど、AIによる取り組みを進めてきました。
※The 5th Forum on Data Engineering and Information Managemen
<プロフィール>
京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 鹿島久嗣(かしまひさし)教授/人工知能研究者。特に機械学習によるデータ解析と、クラウドソーシングによる人間と機械の協調問題解決の研究に取り組んでいます。
<研究室紹介>
京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 集合知システム分野研究室(鹿島研)では、人工知能技術を中心とした知能情報処理の基礎技術の発展と、これらの実世界応用を目指した研究を行っています。特に、機械学習やデータマイニング手法の研究開発を行うとともに、様々な分野の重要な課題の解決に向けデータ解析の立場から取り組んでいます。また、コンピュータだけでは解決できない困難な課題を、人間とコンピュータの両者の力を合わせることで解決するヒューマン・コンピュテーションの研究も行っています。
■独自テクノロジー「LANCERS SMART DATA TECHNOLOGY」(ランサーズスマートデータテクノロジー)
ランサーズは日本で初めてのクラウドソーシングサービスとして、オンライン上での個人と企業の仕事の受発注のシステムを構築し、2つの特許技術を取得するなど、テクノロジーによって事業成長を遂げてきました。
「LANCERS SMART DATA TECHNOLOGY」は、「Lancers」上に蓄積された仕事や、フリーランス個人に関わるデータをAI(人工知能)や機械学習で解析し、スキルや仕事のマッチングの精度を向上させるランサーズ独自のテクノロジーです。ランサーズグループの全ての事業は、「LANCERS SMART DATA TECHNOLOGY」によって支えられています。
トップフリーランス向けのサービス「Lancers Top」の事前登録を開始
「Lancers」には、さまざまな分野においてフリーランスに登録いただいていますが、「Lancers Top」はその中でも特に専門性が高く、トップレベルのスキルをもったフリーランスのエンジニア・クリエイターを対象に、非公開求人案件をマッチングさせるサービスです。
掲載する案件は単価を保証する形での完全非公開案件で、登録者は完全審査性によって選抜されたトップレベルのフリーランスとなります。
コーポレートロゴ、コーポレートサイトを刷新
「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」
■新ロゴに込めた想い
2017年4月19日より、ランサーズ株式会社コーポレートロゴを刷新いたします。同ロゴは、「Lancers」のコンペを通じ登録するランサー(会員ユーザー)の提案を採用する形で決定いたしました。
SVGという技術を駆使し、シンプルなコードで軽量に描けることが可能になり、ランサーズが時代に合わせたテクノロジーを採用していくという意思を表すロゴとなっています。前半3文字と後半4文字の色を分けることで発音をしやすくし、ランサー(L)とクライアント(C)を連想させています。
■コーポレートサイトの全面リニューアル
『テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる』ことを核とした情報発信メディアへ
創業以来、クラウドソーシング事業を柱に事業成長をしてきたランサーズにとって、2017年は既存の事業を進化させ新たな企業フェーズを迎える変革の年となります。コーポレートサイトは、新ビジョンを軸にブランド強化のため全面リニューアル。
新たなビジョンを発信するための新メッセージ「クラウドから顔の見えるタレントへ」の浸透を図るため、新コンテンツ「ステークホルダーズトーク」でランサーズを取り巻く様々なプレーヤーを紹介、ランサーズをより身近に感じて頂けるようユーザーインタビューを掲載するなど、さまざまな情報発信を行ってまいります。